今回は埼玉県さいたま市浦和区で室内ドアの建て付け修理作業をしてきました。ドアがフローリングを引きずってしまうとのことでお伺いです。
現在の状況
1年ほど前に室内ドアの修理にお伺いさせて頂いたお客さまなのですがその時は蝶番の調整で直っていたのですが、再発になります。室内のドアはこのような扉になっています。
こちらのドアは室内の収納スペースに取り付けてあるドアで写真ではわかりにくいですが観音開きのドアになっています。観音開きとは左右に同じ大きさの扉がついていて2枚の扉が手前側に開く構造の建具を指します。そして現状は向かって左側の扉が床のフローリングにこすってしまっている状態で、床のフローリングにうっすら傷がついてしまっています。
前回も同じ症状で修理にお伺いさせて頂いたのですが、その時はドアを支えている蝶番部分を調整することでドア自体を上に上げ、こすらないように直したのですが結局またドアが下がってしまい前と同じ症状になってしまっています。
ドアが下がってしまう原因
原因としては、扉自体の重みに対して取り付けられている蝶番金具の荷重性能が低い為に起きてしまっています。前回の修理作業の時にもそのお話をお客さまにご説明しており、また同じ症状が起きた場合は扉下部を詰めるしかないとご案内しておりましたのでこれからそちらの作業を始めます。
ドアの切り詰め作業
蝶番からドアを取り外して、下部を1cmほど切り詰めます。この作業は建て付け不良が起きた場合の最終手段になりますが、大抵の不具合の場合はここまでしなくても直ることがほとんどですので例外的な作業になります。
あとは元通りドアを吊り直して作業完了です。写真の通り扉下部の隙間が1cmほど開きましたのでこれならフローリングにドアがこすってしまうことはありません。今回床にこすってしまっていたドアは観音開きの左側だけでしたが、左右のバランスを取るために右側のドアも同じように下部を切り詰めています。鉄扉の場合はこのようなやり方はできませんが、室内ドアはほぼ木製建具が用いられますので最終手段としてこのような作業が可能です。
室内ドアのよくあるトラブル
ドア(扉)は日々の開け閉めと重力の関係上、年数が経つとドアが少しずつ傾いて建て付け不良や今回のように床に引きずるまで歪んでしまうことがあります。対処としては色々なやり方がありますが、放っておいても直るものではありませんので不便を感じるようでしたらお気軽に当社までご相談下さい。
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