今回は東京都杉並区下井草で公団錠の鍵交換作業をしてきました。公団錠とは、公団などの集合住宅によく用いられる種類で面付けタイプの箱型がよく使われていますが、公団以外にも用いられています。
今回のお客さま宅は公団ではありませんが、公団でよく用いられる錠前を使われていましたのでその交換作業をご紹介していきます。
ご依頼を頂いた経緯
たまたま別のお客さまからのご依頼で作業をさせて頂いた時に、ご近所に住んでいらっしゃる大家さまから鍵交換のお見積もり依頼を頂きました。その大家さまがお持ちのアパートは大分築年数も経っており、玄関錠がどのお部屋もガタが出てきている状態で数年前に大手鍵屋さんで錠前交換をしてもらったようですが金額が高く、他のお部屋の鍵交換になかなか手が出せなかったようです。
当社でお見積もりさせて頂き、その金額ならとご了承を得ましたので今回は2部屋分の錠前交換作業をさせて頂くことになりました。今使われている鍵はこちらになります。
SHOWA 7680KJ
外側の鍵穴上部と室内側には共に『SHOWA』と刻印されているのが見えます。今では名前が変わってユーシン・ショウワというメーカーの錠前になります。このタイプが取り付けられている建物は築20年以上は経っていることが多く、今では新しくこの錠前が取り付けられることはほとんどありません。
今現在、この種類を使われている場合はかなり消耗が進んでいると考えられますので新しい錠前へ交換することをお勧め致します。今回は今後のメンテナンス性も考え、MIWA製の公団錠へ交換していきます。
古い錠前の取り外し
まずは古い錠前を全て取り外します。するとドアにはこのような穴が開いています。この穴を利用してMIWAのPM75という商品を取り付けていきます。こちらが取り付け後の写真です。
MIWA PM75への交換作業完了後の写真
メーカーは違いますが、形はほぼ一緒で既存穴もそのまま利用して取り付けることができます。そしてこのPM75は国内で広く普及していますので、鍵変更などのシリンダー交換作業も容易にすることができます。
そして今回はもう一部屋ご依頼を頂いておりましたのでそちらはこのようになりました。
交換作業時間は1ヶ所あたり15分程度で完了です。鍵の性能も以前とは違いピッキングなどの不正解錠もできないU9というシリンダーに変わりましたので安心してお使い頂ける商品になります。
今回はSHOWA製の公団錠からMIWA製のPM75公団錠への本体切り替え交換作業を致しましたが、鍵だけを変更されたい場合は鍵穴だけを交換するシリンダー交換という作業になります。
もちろん、シリンダー交換のご依頼にも対応しておりますのでお写真のような鍵をお使いで何か困ったことが御座いましたらお気軽に当社までご相談下さい。
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