今回は東京都板橋区で玄関ドアの修理作業のご依頼です。ドアの開け閉めの際に、扉が枠に当たってしまい開け閉めが非常にやりにくいとのことです。
ドアの開け閉めトラブル
玄関のドアに限らず、ドア(扉)は様々な要因によって閉めにくい、開けにくいといった不具合が起きる可能性があります。日々開け閉めを繰り返す部分ですので部品の劣化や建物自体の歪みに対してトラブルが起きやすく、起きてしまうと日常生活に支障をきたします。今回のお客さまも日常生活に不便を感じてのご依頼でしたのでその症状、対策をご紹介していきます。
こちらは今回のお客さま宅についている錠前です。ショウワ製のレバーハンドル錠ですが、こすっているような跡があります。真ん中の写真はドア側の写真で、右の写真はドア枠側の写真です。ドア枠側は、こすっていることにより塗装もはげています。ドアを閉める度にこの部分が干渉してしまって開け閉めがしにくくなっています。
ドアの不具合箇所の修理作業
原因としては真ん中の写真、つまりドア側のステンレスプレートが本来より盛り上がっていることにより、ドア枠に当たってしまっています。ただ見えているネジを閉めても奥に入りません。よってこの状態では見えていない内部のネジの緩みが原因と考えられますので、修理するには一度全てを外した上での再取り付けが必要です。
シリンダー、サムターン、レバーハンドル、錠ケースを全て外して逆の手順できっちり取付直していきます。案の定、内部で緩んで抜けてしまっているネジが2ヶ所ありましたので緩み止めを塗布した上締め付けなおします。完了後はこのようになりました。
右の写真だとわかり易いですが、ドアの大手(側面の表面)よりステンレスプレートが引っ込んでいるのがわかります。元々は大手より2~3mmほど出ていましたのでちゃんと取付直すことによってここまで引っ込みます。これでドア枠と干渉することはありません。
今回の不具合原因
今回の原因としては、経年劣化による内部取付ネジの緩みによって引き起こされた開閉不具合になります。今回のお客様宅は築15年程の物件でしたので、このぐらいの年数が経つと今回のような症状が起きても不思議ではありません。ただ建て付け不具合のトラブルの中でも対処が簡単な症状の1つではあります。
場合によってはドアが傾いているケースや、建物自体の歪みによってドア枠自体が変形している場合もあります。ですがそのようなケースでも大体は直すことができますので、日常生活に不便を感じられているようでしたらお気軽にお問い合わせ下さい。
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