今回はマンションの管理会社様からのご依頼で緊急修理のご連絡です。急いで現場へ向かいます。
マンション共用部の鍵トラブル
マンションにお住まいの皆様が使われる共用エントランスの鍵が外れてしまったとのことで現場に急行します。キーを差し込むシリンダーが外れてしまいそうとのことでしたので急いで向かうとこのような状態になっています。
本来、キーを差し込むシリンダーが外れてぶら下がっています。どうやらシリンダーを固定しているネジが緩み外れてしまったようです。このKS112というシリンダーは自動ドアの開閉に必要なスイッチの役割をしている為、配線で繋がっているのですが線が非常に細いため強い力を与えると断線してしまう恐れがあります。今回はこのような状態でしたので断線の危険性がありましたが、通電チェックをした所異常はありませんでしたのでとりあえずは一安心です。ではこれから再取り付け作業をしていきます。
エントランスシリンダーの再取り付け作業
非常に見にくいですが、上の写真は操作盤の裏側になります。外れ落ちてしまったキーシリンダーを慎重に裏側から差し込みます。他の配線と干渉しないよう気をつけながら本来の位置に戻します。
あとは外側からカラーをねじ込み固定します。この部分が緩んでしまうと今回のように外れて落ちてしまうのでキツく締め込みます。
今回の鍵トラブルの原因
これで今回の作業は完了です。このエントランスのシリンダーは使用頻度が非常に高いため、年数が経つと少しずつ緩んできてしまいます。ある程度まで放置してしまうと今回のように最終的には外れて落ちてしまいます。この状態ですと断線し易くなっており、断線してしまうとキースイッチごとの交換になる可能性がありますので費用もかさんできます。
ガタつきなどが出て来た場合は早めの修理、緩み箇所の再固定をお勧め致します。もし不具合等ありましたらお気軽にご相談ください。
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