今回は三鷹市牟礼にて鍵交換のご依頼のお電話を頂きました。どうやら旦那さまが玄関の鍵を紛失されてしまったようで、どこに落としてしまったか検討もつかずこのままでは気になってしまうので鍵を交換されたいとのお話です。
ご要望としては、今現在防犯性能がしっかりした鍵をお使いとのことで新しい鍵も今と同じ種類がよいとのことです。お電話のお話である程度、今お使いの鍵の種類を特定できましたのでおおよその金額と即時鍵交換が可能な旨をお伝えしお伺いさせて頂きました。
お伺いしてみるとこのような鍵が取りつけられています。
TOSTEM/トステム DN
鍵を差し込む鍵穴の上部にはTOSTEM/トステムと刻印されています。そしてハンドルの上下にそれぞれ2ヶ所鍵穴がついています。そして鍵穴には埃などの混入を防ぐ為のシャッターがついていて、キーはディンプルキーという小さな穴がたくさん開いている形状の防犯鍵です。
今回はこちらの鍵を同じディンプルキーへ鍵交換されたいとのご希望ですので、早速交換作業を始めていきます。
シリンダーの寸法取り・型番判別作業
こちらのトステムのシリンダーは微妙な寸法違いで複数の種類がありますので、まずは寸法を測り種類を特定します。図のように外部シリンダーの厚みが同じでないと交換ができません。今回のシリンダーは21ミリの最も薄いタイプです。在庫もありますので、シリンダーを取り外していきます。
シリンダーの取り外し、鍵交換作業
こちらのシリンダーは室内側のネジを外すことによって簡単に外側のシリンダーを取り外すことができます。シリンダーを外すと図のように丸い穴が開いている状態になりますので、後は逆の手順で新しいシリンダーを取り付けていきます。
こちらの図は新しいシリンダーを取り付けた後の写真です。外見は変わっていませんが、鍵違いになっていますので以前のカギでは差し込むことはできても回すことはできないようになっています。
工事専用の鍵・コンストラクションキー
そして今刺さっている鍵はコンストラクションキーという鍵で別名工事用キーといいます。新しい鍵へ交換した後、当社で問題がないかこの工事用キーで確認をします。
そして問題が無ければ正規の鍵をお客さまへお渡ししますが、正規の鍵で開け閉めを行うと同時にこの工事用キーは使えなくなります。
つまり業者用の工事の際のみに使えるキーです。このコンストラクションキーは付属している商品と付属していない商品がありますので、付属していればこのキーで当社は確認を行い、正規の鍵は未開封のままお客さまにお渡ししております。
今回の鍵交換作業はこれで完了となります。今回、鍵交換させて頂いたこのトステムのシリンダーは種類が非常にたくさん存在します。当社で他に作業させて頂いたトステム製の鍵トラブル事例をご紹介させて頂きますので、ご参考下さい。
『TOSTEM/トステム DN(ディンプルキー)の鍵交換』に関連する記事