今回は東京都東久留米市東本町でシリンダー交換のご依頼を頂きました。最初に鍵を紛失してしまったので鍵交換をされたいとのお問い合わせを頂き、料金についてご説明をさせて頂いた所、宜しくお願いしますとのご返答を頂けたのでお伺いさせて頂きました。
お電話でのお問い合わせの時点で、今の鍵はトステム製とのお話を伺っていましたが、お伺いさせて頂くとこのような鍵がついていました。
トステムの玄関ドアについている鍵
こちらは、平成10年以降ぐらいからの一戸建て玄関によく使われ始めたトステムと刻印されている鍵になります。大体は持ち手のハンドルの上下に鍵穴がついており、今回の場合は上についている鍵が卵型、下についている鍵が丸型の形状です。トステムの鍵だと、この卵型・丸型の2個セットの鍵が最も普及しているように感じます。
このトステムと刻印されている鍵は、正確にはトステムと鍵メーカーとのOEM商品になります。今回の場合はトステムと刻印されているミワの鍵になります。ミワ以外にもユーシンショウワなどの鍵メーカーがトステムと刻印されている鍵商品を出しています。
トステム製のドア・プレナスXに使われている鍵、QDK-668 MIWA
こちらの写真はドアの側面になります。小さい文字で『TOSTEM QDK-668 MIWA』とあります。こちらはトステムのプレナスXという種類のドアに使われる錠ケースになりますが、注意点としてはこの品番は必ずしもシリンダーの種類を指しているわけではない点です。このQDK-668と刻印されていてもキーの種類やドア厚などは数種類あり、交換が可能なシリンダー(鍵)も合う、合わないがあります。もしお客さまご自身で鍵を交換されたい場合は間違えないようにご注意下さい。
お客さまでトステム、QDK-668の鍵交換をされたい場合はこちらが参考になります。
鍵の鉄人 トステム・プレナスX・QDK-668
では今回の作業のお話に戻ります。今回のお客さまのご希望はとりあえず上下の内、片方だけでも鍵が変わればとのご希望でしたので、下の鍵を交換していきます。防犯性は維持されたいとのお話でしたので、今ついているミワのDNという種類のディンプルキーの鍵違い商品につけかえます。
トステム QDK-668のシリンダー交換作業
まずこのタイプは下の鍵の内側のツマミはキーになっており、抜いて外すことができますのでツマミを取りカバーを外すと左図のようになります。そして見えているネジ2本を外せば室外側のシリンダー(鍵穴)が外れます。あとは逆の手順で取付けなおせば新しい鍵へ交換することができます。
今回は元々ついていた商品と同じ種類のシリンダーを下だけ交換しましたので外見は今までと全く変わりません。ですが下だけ今までの鍵とは変わっていますので下の鍵だけ回すことのできる新しいキーをお渡ししました。2ヶ所の鍵を必ずかける場合の使い勝手は悪いですが、ご予算が無い場合はこのような作業が可能です。
このトステムの鍵は種類が非常に多いのが特徴ですが、当社ではあらゆるトステムの鍵に対応できるよう在庫を準備しておりますので、緊急での鍵交換をご希望の際にはお気軽に当社までご相談下さい。
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