今回は埼玉県狭山市北入曽で鍵交換作業をしてきました。娘さまからのご依頼で、母親さまのご自宅の鍵をしっかりした商品へ取り替えたいとのご希望です。
現在、娘さまは離れた所にお住まいのようなので今のカギでは心配とのことで当社までお問い合わせ頂きました。お電話の時点で鍵について色々お調べ頂いていたご様子で、新しい鍵は『Kaba star Neo』にされたいとのご希望でした。
Kaba star Neoとは
Kaba star Neo(カバスターネオ)とは、スイスの高セキュリティ鍵メーカー・KABA社(カバ社)が開発した現在出ている鍵の中でもトップクラスの防犯性能を誇るディンプルキーです。
ピッキング等の不正解錠に対する強固性はもちろんですが、一番の特徴としては『鍵登録制』が一番に挙げられます。
鍵登録制とは
鍵登録制とは、お客さま宅に取り付けさせて頂いたカギに初期段階でお客さま個人の情報を登録させて頂きますので第三者によるカギの複製等を不可能にしているシステムです。
登録済みのカギを複製されたい場合は、最初に登録されたご本人さまがKABA社と直接やりとりして頂きご注文頂く形となります。この際には身内の方でも複製することはできませんので、ご本人さまご自身でないと100%複製不可となっています。
防犯性能以外でもキーの形状が一般的なキーより短くなっているため、キーの抜き差しがお年寄りでもし易い構造になっています。
説明が長くなってしまいましたが、これから交換させて頂いた時の作業を写真付きでご紹介していきます。まずは今のカギはこちらです。
タイプとしてはレバーの上下にそれぞれ鍵穴がついています。キーの種類はミワのURというギザギザしたよく見かける種類のカギになります。そして室内側はこのようになっています。
ちょうどレバーの上あたりに『TOSTEM』と記載されています。今回の商品はトステムとミワのOEM商品です。この2社はそれぞれドアとカギで大きなシェアを誇りますので、今回のように共同で錠前商品を製作しているのをよく見かけます。
ドア側面には上下それぞれ『LE-14』『TE-01』と刻印されており、種類としてはよく使われてる種類のシリンダーが取り付けられています。
今のカギを今回のように別メーカーのカギへ交換されたい場合、まずは互換性があるかを調べます。特にカバスターネオの場合、全てのカギから交換できるわけではありませんので注意が必要です。
今回の場合はミワのLE-14,TE-01というオーソドックスなタイプでしたのでカバスターネオへの鍵交換が可能でした。今回の種類は上下に2ヶ所鍵穴がついていますので、上下交換して1本のカギでお使い頂くことも可能ですが今回は上の鍵だけ交換していきます。
カバスターネオへのシリンダー交換作業
古いシリンダーを取り外し、カバスターネオシリンダーを取り付けます。キーを差し込む鍵穴の上下には『Kaba』、『Neo』と刻印されており、これが通称『泥棒が鍵穴を見ただけで諦める鍵』になります。
カバスターネオへのカギ交換をご希望とのお問い合わせをよく頂きますが、正確にはお客さま宅でお使いの錠前種類を確認してからのご紹介となる商品になります。鍵の性能は間違いなくトップクラスの商品ですので、Kaba star Neoへの鍵交換をご検討中でしたらお気軽にお問い合わせ下さい。
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