今回は東京都練馬区高野台で鍵交換のご依頼です。店舗の入口ドアの鍵のようですが、鍵がなかなかかからないようで困っていらっしゃるようです。
引き違い構造の戸の鍵
鍵は様々な種類があり、施錠方法や構造も多種に渡ります。その中でも特に不具合が起きやすい構造のドアは『引き違い構造』の戸になります。この引き違い戸は主に一戸建ての玄関などによく用いられますが、商業店舗の入口などにもよく使われます。開く扉と違い、横にスライドして開閉するため出入りがし易く、人が頻繁に出入りする出入口に適しています。
ですが引き戸の場合、戸が2枚以上据え付けてあることが多く基本カギは2枚の戸が重なり合う部分で施開錠を行うため、戸の建て付けが悪くなると鍵の開け閉めがやりにくくなることがよくあります。特に古い引き戸用の鍵だと建て付け不良に弱い構造が多く、開け閉めに時間がかかってしまい困っていらっしゃるお客さまが多いように感じます。
今回のお客さまもそのような状況でお困りのご連絡を頂きましたのでお伺いしてみるとこのような鍵が取り付けてあります。
ミワの引き戸錠 U9-SL99-1の不具合
こちらはミワ製のU9-SL99-1という引き戸用の鍵商品です。今回はこちらの鍵が使いにくいとのご連絡でしたのでキーをお借りし動作を確認してみると、なかなか鍵をかけることも閉めることもできません。
原因としては2枚の戸の状態が、この鍵を取付けた時と比べてズレが生じているためうまくかみ合っていないため不具合が起きているようです。ですがお話を伺うとこの鍵を取り付けたのが2年前とのことでしたので取り付けた業者の施工が悪い可能性もあります。
新しい鍵への交換作業
商品自体が壊れていたわけではないですが、お客さまのご希望で今回は新しい鍵へ交換することになりました。引き戸用の交換商品ですと有名なのはアルファ社やWEST社になりますが、今回ご提案させて頂いた交換商品はウエスト社の防犯性能の高いディンプルキー仕様・355です。
引き戸の鍵を交換する場合は開き戸の鍵交換と違い、戸の建て付け調整もやりながらの鍵交換作業になります。聞いた話によると、鍵屋さんでも引き戸の鍵交換はしない所もあるようなので驚きです。鍵と戸(扉)は切っても切れない関係ですので、鍵の修理も戸の修理もちゃんとできる業者でないとちゃんとした作業はできないと当社では考えます。
もちろん、当社はやっておりますので早速作業を開始します。古い鍵を取り外し2枚の戸の建て付けを調整します。そして新しいディンプルキータイプの引き戸錠へ鍵交換させて頂きました。
ウエスト 引き戸錠355 ディンプルキーへの鍵交換作業が完了、まとめ
こちらの商品の鍵はディンプルキーと言ってギザギザした形状のキーでは無く、小さい穴がたくさん開いている形状のキーになります。ピッキング等ができない構造になっているため防犯性能の高い現在主流になってきたカギになります。
戸の建て付けを直し、カギも新しい鍵へ交換させて頂きましたので以前と比べて非常に使いやすくすることができました。引き戸の鍵の修理や交換の場合には専門的な知識や技術が必要になりますのでお困りの際には当社までお気軽にご相談下さい。
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