今回は埼玉県新座市大和田で一戸建ての鍵交換をしてきました。不動産屋さまからのご依頼になります。
鍵のOEM商品
一度お電話でお問い合わせを受けた時に『一戸建ての鍵でトステムと刻印された鍵が2つついている』とのお話を受けました。最近の一戸建て住宅の玄関によく使われるシリンダーです。こちらの鍵はOEM商品という名前でシリンダー(鍵)の開発に複数の企業が関わっているちょっと特殊な鍵になります。主には玄関ドアにつかわれているサッシメーカーとシリンダーを開発している鍵メーカーの組み合わせがほとんどになりますが、今回はトステムの玄関扉にMIWAのシリンダーが使われていました。他にもサッシメーカーの中だと新日軽や三協立山アルミ、積水ハウスなどがOEM商品を出しており、これに使われるシリンダーにはMIWAやGOAL、WEST、KABA等が存在します。基本こういったOEM商品が使われている場合は同じ商品にしか交換できません。もちろん例外はありますが鍵の構造が一般的な商品と違い特殊な形状をしている場合が多く見受けられます。
トステムの鍵(シリンダー)
さて、では今回の鍵交換のご依頼を頂いたシリンダーはこちらになります。
作業が夜間でしたのでライトを照らしながらの写真になりますのでちょっと暗いですがこちらの鍵が今ついています。写真は2枚に分割してありますが、本来は左のシリンダーが上、右のシリンダーが下についています。こちらの鍵はトステムの中でも一番オーソドックスでよく使われているタイプです。鍵穴の周りは蓄光になっており、夜でもうっすら光ります。鍵穴の上にはTOSTEMの刻印がありシリンダー本体のカラーは灰色(薄いグレー)のような色になっています。ちなみにトステムの中でもこの卵型のタイプは鍵の種類が複数あり今回はMIWAのURというキーの両面に対称の刻みがついているタイプです。他にも同じくMIWAのDN。こちらは今主流のディンプルキータイプです。キーの形状がギザギザではなく小さい穴がポコポコ開いているような形状をしています。それ以外にもユーシンショウワ製の片刻みタイプのミスターホーム、ウェーブタイプのWXキーなどが存在します。
トステムの鍵の種類の見極め
MIWAかユーシンショウワかを見分けるには
- キーヘッドに刻印されている文字
- 鍵穴の向き
によって大体は判別できます。鍵穴の向きに関しては鍵穴が縦長であればユーシンショウワ製、横長であればMIWA製と区別できます。これら以外にもシリンダー本体の厚みやカラーもグレー以外にゴールドやブラックなどバリエーションが非常に豊富なトステムシリーズなのですが、上記の点の中でお分かりになる範囲でもお調べ頂けるとお電話口でより正確なお見積もりが可能になります。
トステムの鍵交換
では今回の鍵交換作業を始めていきます。これが既存のシリンダー(鍵)を外した後の写真になります。
交換作業はいたって簡単です。取付ネジ2本だけで固定してありますのでドライバー1本で簡単にできます。難しいのは今ついているシリンダーの種類の選定だけです。ですが一般には手に入りにくい種類が多いので鍵屋さんにおまかせするのが1番確実だとは思います。鍵屋さんであれば大体即鍵交換できるよう在庫は準備していると思います。
では鍵交換後の写真はこちら
とはいっても元々の商品とまったく同じシリンダーへ交換しているので写真ではまったく見栄えが変わりません。ですが以前のシリンダーは抜き差しがちょっとしにくかったのでその点はスムーズになっています。
まとめ
こちらで今回の鍵交換作業は完了です。トステムの鍵交換をお考えでしたら是非当社までご相談下さい。
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