今回は新宿区西新宿で緊急鍵修理作業をしてきました。
いつもご依頼頂く管理会社さまからのご連絡で、住人さまからクレームが入ってしまったとのことで急ぎの対応になります。
マンション共用部の鍵トラブル
現在では広く普及されているオートロック付きマンションには施工段階で複雑なオートロックシステムが組み込まれています。
住んでいらっしゃる方々には防犯性と利便性が高く非常に付加価値の高いシステムになりますが、何かしらのトラブルが起きた場合には逆にたくさんの住民の方々にご迷惑をおかけしてしまうことになってしまいます。
マンションに裏口などの別の通用口があればまだよいのですが、1か所だけの共用出入口を通れなくなってしまった場合には皆様が自宅に入れないことになってしまい大きなトラブルになる可能性があります。
今回はまさにそういった状況になっていましたので、そちらの修理事例をご紹介致します。
共用部シリンダーの洗浄修理
こちらが不具合を起こしているシリンダー(鍵穴)になります。症状としましてはキーを差し込んでも鍵穴が回らず自動ドアが開かない状態になっています。
鍵の種類はMIWA製のU9シリンダーというオートロックマンションでは比較的よく使われてるタイプです。
管理会社さまとお話しさせて頂き、今回はシリンダーの分解洗浄修理で対応させて頂くことになりました。
シリンダーの取り外し、洗浄作業
まずはインターホンがついている操作盤を取り外し、キースイッチシリンダーを外します。
上記のお写真からさらに分解して鍵穴部分だけを抜き取り洗浄していきます。
鍵穴内部にはホコリやキーに付着したゴミ、さらには抜き差しの際に削れたキーのカスなどが詰まっていますのでそれらを全て取り除いた上で丸洗いします。
再取り付け、動作確認
シリンダーの洗浄が終わったら後は再取り付け作業です。
インターホン付き操作盤の裏側は無数の配線が張り巡らせてありますので、他の配線を傷つけないよう慎重に作業します。
併せて絡まっていたりねじれている配線があった場合にはまとめるなどして通電不良が起きないよう処置していきます。
洗浄修理完了後
これで操作盤のシリンダー分解洗浄修理は完了です。
今回の不具合は鍵穴内部にたまったゴミや汚れが原因でしたので、内部の洗浄修理で問題なく動作をしました。
同じような不具合症状でも鍵穴内部が消耗したことにより動作不良を起こす場合もあり、その場合にはシリンダーを新しいものに交換しないと改善しない時もあります。
そういった場合には平均3~4週間程度の納期がかかりますが交換作業も可能です。もちろん既存物件のオートロックシステムに合ったものを製作しますので、交換前と全く同じ形でご使用できます。
オートロックマンションの緊急鍵トラブルでお困りでしたらお気軽にお問い合わせ下さい。
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