今回は東京都新宿区内でドアの建付け修理工事をしてきました。ドアが閉まらなくなってしまい急ぎで直して欲しいとのご依頼です。
玄関ドアを閉めることができないと出かけるにも鍵をかけられないですのでお客様は非常にお困りのご様子でした。
玄関ドアの建付け不具合
玄関ドアに限らずドアというものは日常生活の中で開けたり閉めたりと頻繁に動作をする場所になります。恐らく１日の中で１回もドアを開け閉めされない方はなかなかいないのではないでしょうか。
逆にそれだけよく使われる分、不具合はどうしても起きやすい箇所になります。
不具合が起きてしまう原因も様々です。ですがその中でも特に多い事例は
- 建物の築年数の経過によってドア周りの位置関係などに狂いが生じて起きる不具合
- ドアを閉める際に何かを挟んでしまいドアが歪んだ
になります。1に関してはどうしても避けられないトラブルですが2は日常生活で注意して開け閉めすることで避けられる不具合です。そして今回のお客様は2が原因でした。それではご紹介していきます。
こちらがお伺いさせて頂いた時の状態です。通常ドアから手を放すと自然と最後まで閉まり切りますが写真のように手前で止まってしまっています。そしてドアを押しても引いても最後まで閉まりきらない状態です。
これでは施錠もできませんし誰でも扉を開けることができます。ましてはマンションにお住まいでしたので防犯的には宜しくない状態です。
扉が閉まりきらなくなってしまった原因とは
お客様にこうなってしまった原因をお伺いしますと、どうやらドアの吊元側にビニール傘を挟んだままの状態でドアを引っ張ってしまったようです。
ちなみに上図が吊元側でちょうどこのあたりに傘が挟まっていたようです。このドアとドア枠との間に何か物が挟まった状態でドアを閉めると、ドアを支えている蝶番金具(ドア側面の上、下についている金属)が曲がってしまいます。
この蝶番金具とはドアの開閉には不可欠のもので扉の開閉と共にドアを固定する役割も兼ねています。
この金具が曲がってしまうとドアの位置も垂直水平ではなくなり、開閉時にドア枠と接触してしまうとドアが閉まらなくなります。
しかもドアを閉める力が例え弱くても簡単に蝶番が歪んでしまう原因はテコの原理が起きることで相当な負荷が蝶番にかかるためです。
建付け調整作業
それではこれから修理していきます。この程度の建付け不良なら曲がった蝶番を矯正することで元通りにできます。
これで作業完了になります。蝶番を矯正することで本来の正常な位置までドアを動かすことができ、ドア枠と接触せずに扉と鍵をスムーズに開閉することができるようになりました。
お客様にも今後気を付けてくださいとお伝えし完了です。ただ気をつけていても起きるときは起きてしまうので、ドアの建付け不良でお困りでしたら当社までご連絡ください。
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